ヒューマン東京校山中湖チャプター 第3戦タックルベリーCUP

20001年7月11日

宮分です。

いよいよ最後の1本、チャプター優勝レポートです。(嬉)
毎回、試合に出てるといろんな方と出会い、励まされ、そんな人達に
応えるには結果を持ってしか無いと思ってます。
今回は2年振りに機会を得ましたので、存分に返させて頂きます。

ヒューマン東京校山中湖チャプター 第3戦タックルベリーCUP

「姉さん、大ピンチです」って感じで試合前日を迎えました。
近日に重要な会議が控えてましたが、どうしても参加したかったので
上司にお願いしてお休みを頂くことにはしたのですが、やはり2日分の仕事を
1日でするのは厳しく、20時廻っても会社にて仕事中。一体、いつ支度して
仮眠を取って出発出来るのでしょうか?
とは言ってても、何とか出発。しかしながら睡眠不足には勝てず富士市の
セブンイレブンにて玉砕、1時間程寝たのちに山中湖に到着。
いつもより遅れながら無事到着です。毎回ヒヤヒヤさせられますね。

今回の試合プランは保安区域内のラバジ打ち。これをメインにして
状況が悪ければディープで底質の固いエリアのウィードを探して
ベイト回遊とサマーパターンのバスがいそうな場所で広範囲にラバジ打ちする予定だった。
書いてみれば、かなり安パイなプランです。
一応、ジグヘッドとダウンショット出来るロッドも用意し8時にスタート。

さて、観光船が動く前に観光船桟橋付近は打ち切る様にと1時間頑張ってみたが
まったく当りが無い・・・うーんおかしい。普通でもいるハズのエリアなのに
周りも釣れてないし・・・大分、風が強くなってきたので次のパターンへ移動。
さて、サマーパターンなら底質の固い場所でベイトが廻るところが良い。
レストハウス前にあるフラットに魚探掛けるが魚影は映らない。困ったなぁ。
既に風は強く、対岸の長池では釣りすることも困難だから行く気になれない。
???そう言えば・・・昔、保安区域ブイ付近にハンプがあって釣ってた人が
いたなぁ〜って思い出した。近くだったのでゆっくりとブイに添う様に魚探を掛けると
ハンプで無く8mにウィードが現れた。???なんでこんな深いのに一杯生えてるの?
湧き水かな?とりあえず好条件なのは確か。ラバジしたいが風が強いので
定番のボディシャッド3”パープルウィニー(以下PW)にドラッキング用の
重いシンカーを付けてダウンショットで真下を攻めると直ぐにグッドサイズが来た。
うーん、ラッキーかな?って思ってると、サイズの割りにウエイトが少ない。
これってアフターのバスですね。ってことはこの辺がアフターバスの回復エリア
だとすれば数は結構いるハズ。しばらくその周辺(ウィードが無い場所も)攻める
と今度はちょっと小さいのが来た。これは良い場所を見つけたかも?
さて、周辺は相変わらず釣れ無い様子。知り合いのフットターボの人もシャローで
風に苦戦してるのが見える。これじゃシャロー組も強風でスコアが出ないだろう。

一方、キャッチしたバスはエア抜きするか迷う様なコンディションで弱り気味。
蓋を開けて上下が判る様にするのと固形酸素と水換えで若干の元気を取り戻した。
そうしてる内に私の東側で釣っていた高橋さんが私のエリア西側に入ってきて
直ぐに1本を獲った。うーん、上手そうだな・・・・って思ってからが大変。
私が4本目を取ると高橋さんもヒット。風向きが富士山方面からポートビラ側に代わると
私の方はバイトが無くなる。そして、高橋さんが更に1本追加。
お互い意識しながら相手の釣果を気にする関係が延々1時間半ほど続く。
私も4本、高橋さんも4本。でも私には豆が1本混じってる。
悶々としてるとバイトが・・・・ヨッシャって思ったらファイト中にバラしてしまった。
こんな時のバラシは心底堪えますよ、トホホ・・・・
バイトも減ってる、高橋さんからのプレッシャーも続く。焦りを感じる。
どうやら風向きが変わった際にバスが西側へ20m程移動したのか、それとも
付いてた場所を離れたのか、どっちにしても私のポジションではバイトは無い。
一発狙いのフットボールで攻めるか?いやいや、アフターバスでは早すぎて食わない。
じゃあ、あと1本だしフットボールを食うバスを探すか?何処を?
かなり悩んだがアフターのバスは丹念丁寧に攻めないと釣れないのは
今年散々な目にあってきたので、もう失敗出来ない。
結局移動せずキャスティングして広範囲にエリアを攻める事に決定し、
強風の中、丹念に地味な作業が続く。
既に1時間は切ってるし、高橋さんがもう1本獲ったらリミット達成でウエイト
負けするのは明白。こっちはリミットメイクは必須。耐えて丁寧なボトムトレースが
続く。若干シンカーが持ち上がる感じがあったらラインを緩め、再度張るなんて
アクションで固いボトムを叩く様にバイトを待つ・・・・シンカーが持ち上がらない
・・・バイトだ!合わせを入れるとロッドが弧を描く。8mのボトムから
バスは水面に向けてあげられ水面直下で渾身のファイトする。
ジャンプをさせまいとロッドを下げ、ネットを手に一気にボートへ取り込む。
ヨッシャ!!揃ったぁ。
チョット手が震えながら時計を確認すると残り40分になっていた。
移動しないで良かったぁ〜。

結局その後はバイトも無く時間ギリギリまで粘ってからウエイン。
検量時点ではtopだが後から来る選手を見てると5本揃って無い人が多い。
長池から戻った選手が良いスコアだったが僅かに及ばず。
感触では優勝してるのが事前に掴めました。
で、表彰式では1番最後に呼ばれボート屋さんや同じチャプター選手に祝福されながら
一番高い場所へ。そして3位で同じエリアで競った高橋さんが健闘を称えて握手を求めて
くれました。互いに厳しいプレッシャーを感じていた事を話しながら表彰式は進み、
やっぱり上がり性な私はインタビューも情けないほど簡単に終了。

それでも、この勝利でマグレでない自分を確認出来たことが一番の収穫であります。
今年はアフターの釣りで結構考えることが多かった。例年ですと単に苦手ってだけでしたが
琵琶湖、都田ダム、山中湖、どの湖でもバスは変わらない。
アフターバスにはバスのいるエリアで丁寧なアプローチを淡々と続けること。
随分とHPでも書いてきたが最後に結果として出せたことが嬉しいです。

これで11月の河口湖で行われるチャンピオン オブ チャンピオンに出場出来ます。
この大会はクラッシックとは別枠で行われるものです。今年はこの大会にて
総決算をしてみたいと思います。

どうか叱咤激励宜しくお願いします。


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