じ ゅ ず 釣
あまり馴染みの無い漁法かも知れませんが漁協の
遊漁規則のあらましにも載っています。
対象となる魚はウナギです。
今も漁を行っている人が居るのか？まったく知りませんが
私の少年時代に釣りは殆どやらなかった父親がじ ゅ ず 釣
だけには何回か出掛けたのを覚えています。
随分昔の話しになります。
自分が実際試した事では無く見たり聞いたりしての話しなので
間違っている部分も有るかも知れません。
まだ船明ダムが出来る前の頃です。
じ ゅ ずと言うのはミミズを何匹も糸に串刺しにしてそれを団子状にして
竹の先に釣り下げ川の流れにつけ匂いでウナギを誘いミミズを捕食しょうと
引っ張った所をザルですくう漁法です。
団子状にした物の大きさはテニスボール位でした。
竹は親指位の太さで長さは６０センチ位と記憶しています。
ザルは金属性の６０センチ位の物でした
ミミズを通した木綿糸の色は黒か赤のどちらかでした。
ミミズは畑の隅に穴を掘り残飯を捨てていたのでそこを
掘れば幾らでも取れました。
父が出かけていったのは夕方７時頃で９時頃帰ってきました。
バケツに半分以上入った大小のウナギが記憶に残っています。
今でもじ ゅ ず 釣をしている人がいたら話しを聞いてみたいと思っています。